コースに入り歩き始めると、そこには深い森独特の空気と時間がながれ、森の精霊たちが存在していそうな静かな空間で身体全体で感じる感覚は「薫」と言う言葉が似合う場所です。このコースは、歩いているだけで森林浴により自然のパワーを感じセラピー効果も期待できそうです。
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不動池横、池巡りコースの入り口から入っていきます。
少し進むとなだらかな下り坂になります。
※宮崎交通「不動池バス停」下車
コバルトブルーが美しい不動池の横、池巡りコースの入口から入っていくことになります。コースを進むと途中は、秋は彩り鮮やかな紅葉の絨毯の上を歩いていくことになります。
甑岳登山道のお楽しみスポット。丸太橋をわたります。
※雨などで濡れると滑りやすいので、要注意。
紅葉の時期には、進行方向に向かって右側の川面に落ち葉が浮かびとても美しい景色です。
このコースの魅力の一つである左右を囲んだ深い森は、独特の空気と一瞬時が止まったような感じる感覚は、森の精霊たちの存在をそこに感じます。静かな空間を身体全体で感じることは森林浴の効果もありココロと身体の癒しも期待できます。
右側を気にしながら歩いていると、高い木が無くなり視界が開ける場所があります。
ここからは、韓国岳の左稜線と大幡山系の間に昨年竜馬さん(福山雅治)が新婚旅行登山した、天孫降臨の地高千穂峰が見えます。
※ここまで登りが続くので、景色を見ながら休憩をするのもよいでしょう。
天気のいい日は硫黄山とえびの岳のはるか向こうに桜島も望めて霧島火山帯を確認できます。
高層湿原が形成される過程において、堆積した泥炭層の隙間が水で涵養(地表の水(降水や河川水)が層帯水に浸透し、地下水が供給されること)された部分ができる。これが池塘であり、周囲とは隔絶された環境であるため、独特の生態系ができます。池塘と池塘の間は地上、地下の水路でつながり、時に泥炭層の一部が浮島として浮遊することもある
森を抜けて到着した頂上から火口に降りると、夏は青々としたススキ、秋は銀色の穂先が風に揺れて美しい風景を作りだし、独特の生態系が育まれている生物たちの楽園が
広がります(霧島錦江湾国立公園の特別保護地区)。火口原の中心部は霧島山系最大の湿原で、池塘(ちとう。高層湿原の池)と呼ばれ、独特の環境からモウセンゴケなどの湿原植物や多くの生物が見られます。これらはとても小さいので、森の精霊になった気分でちいさくなって周囲をよく観察するといろんな発見がありますよ。