流星の正体は、宇宙空間に漂っている小さな粒子“塵(チリ)”です。その小さな粒子は、大きさも数ミリから数センチ程度、重さも1円玉より軽いものがほとんどで、明るい流星は重さが10g程度と重くなります。
彗星の軌道と地球の軌道が交差している場合、地球がその位置にさしかかるとチリの粒がまとめて地球の大気に飛び込んできます。
地球が彗星の軌道を横切る日時は、毎年ほぼ決まっているので、特定の時期に彗星群を観察できるのです。
3大流星群の1つ
極大の直前にあたる8月12日深夜~13日明け方と、極大の直後にあたる13日深夜~14日明け方の2夜に渡り、多くの流星を観察できそうです。
とくに、放射点が高くなる13日0時頃~空が白み始める午前4時頃に観察することをおすすめします。
下弦の月が輻射点の近くで輝き、観測条件は良くない。
17/18日、18/19日と同程度で5~10個/時程度の出現。
年間最大の出現を見せる流星群。
今年はピークが日本の夜間にあたっており、活発な出現が期待したいところだが、満月過ぎの明るい月が邪魔をする。
極大から1日ずれると、出現数はほぼ半分になる。
(オススメの日時)
ふたご座にある放射点は、ほぼ一晩中地平線上に見えていますので、夕方から明け方まで流星を見るチャンスがあります。深夜の2時頃には、放射点がほぼ天頂に位置するため、流星が真上から降ってくるように見られます。
眼視観測は、高価な機材などを特に必要とせず、誰もが簡単に取り組める方法だ。なによりも肉眼で流星を直接捉えるので、星を見るという根元的な喜びを得ることができます。
一方、体調や注意力、集中力、観測の慣れなどの個人的な格差が現れやすいので注意してください。
写真観測には、流星を客観的な記録として残すことができるという利点がある。かつては高感度フィルムが唯一の流星を撮影する方法だったが、現在はデジタルカメラも使えるので、取扱説明書を読んで使い方を調べましょう。
ビデオ撮影では、高感度CCDなど入手しやすい機材が揃ってきた。さらにパソコンと接続し、流星を自動的にキャプチャしたり、ビデオ映像から流星を自動検出するソフトも入手できるようになったので便利です。